とびた歯科ブログ

子どもの歯を守るために 知っておきたい「むし歯の4要素」

2026年3月3日 (火)

 

 

こんにちは。院長の飛田です。
3月は新年度前の春休みの時期ですね。

 

特にお子さんがいる場合は、
お家で過ごす時間も増え、
ついおやつに手が伸びる回数も多くなりがちです。

 

そうなると心配なのが、むし歯です。

 

実は、よく言われる
「甘いものの食べ過ぎ」に限らず、
むし歯のなりやすさには
さまざまな要因があります。

 

 

 

◆仕上げ磨きだけでは防ぎきれない!?

 

毎日きちんと仕上げ磨きをしていたのに、
お子さんがむし歯になってショックを受けたり、
自分を責めてしまったりする保護者は
少なくありません。

 

しかし、子どもの歯は
大人の歯に比べてやわらかく、
むし歯になりやすいという特徴があります。

 

仕上げ磨きや食生活に気を配っていても、
それだけでは完全に防げない場合もあるのが、
子どものむし歯の厄介なところです。

 

子どものむし歯は
「きちんとケアしていたかどうか」
で決まるものではなく、
いくつかの条件が重なったときに、
はじめてできたり、進みやすくなったりします。

 

その仕組みを知ることが、
お子さんの歯を守る第一歩です。

 

 

 

 

◆むし歯につながる4つの要素

 

むし歯は1つの原因で起こるものではなく、
「細菌」「糖分」「歯質」「時間」
の4つの要素が重なったときに起こります。

 

 

 

(1)細菌:お口の中にいるむし歯菌の種類や数

(2)糖分:むし歯菌のエサになる糖分の量や頻度

(3)歯質:歯の強さ・だ液の量や働き
(生まれつきや年齢による個人差あり)

(4)時間:(1)~(3)の要素が重なる時間の長さ

 

むし歯はこれら4つの要素の重なりを
小さくすることで、
リスクを下げることができます。

 

 

 

 

◆セルフコントロールできるのは
 「糖分」と「時間」

 

4つの要素のうち、
ご家庭で意識してコントロールしやすいのは
「糖分」「時間」です。

 

ここで重要なのは、
甘いものの量を減らすことよりも、
食べる回数やタイミングに
メリハリをつけること。

 

例えば、おやつを少しずつ何度も食べたり、
甘い飲みものをだらだら飲み続けたりすると、
お口の中に糖分が残る時間が長くなり、
むし歯リスクが一気に高まります。

 

「おやつの時間を決める」
「甘い飲みものは特別なときだけにする」
など、できることから少しずつ始めてみましょう。

 

 

 

 

 

◆歯科でのチェックで
 「細菌」と「歯質」をフォローしよう

 

一方で、「細菌」「歯質」
ご家庭の努力だけでコントロールするのが
難しい要素です。

 

歯の強さやだ液の働き、
むし歯菌の増えやすさは個人差があるため、
歯科医院でのフォローが欠かせません。

 

 

 

 

歯科医院では専門的な視点で
リスクや注意点を保護者と共有し、
家庭でのケアがより効果的になるように
サポートしていきます。

 

むし歯になりにくい環境を一緒に整えていく場として、
まずはお気兼ね無く当院へご相談ください。

 

 

とびた歯科・口腔外科クリニック
〒253-0101 神奈川県高座郡寒川町倉見2878番1
TEL:0467-72-1155
URL:https://www.tobita-dos.com/
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カテゴリー: 院長から一言

長時間のスマホで顎関節症に!? お口のトラブルを招く「TCH(歯列接触癖)」とは

2026年2月3日 (火)

 

 

こんにちは。院長の飛田です。

2月1日は「テレビ放送記念日」です。

これは、1953年2月1日に日本で初めて

テレビの本放送が始まったことに由来しています。

 

かつてはテレビが家庭の中心でしたが、

現代では若い世代を中心に、

テレビを見る時間が減り、

スマートフォンを使う時間が増えています。

 

このように生活の中心になりつつある

スマートフォンですが、

使い方によってはお口の健康に

悪影響を与えることがあります。

 

 

 

 

◆知らないうちに続けている

 「TCH(歯列接触癖)」とは

 

パソコン作業に集中しているときや

スマートフォンを見ているとき、

無意識に上下の歯が

触れていることはありませんか。

 

「それの何がダメなの?」

と思うかもしれませんが、

この状態が習慣化すると

歯やあごの関節に

少しずつ負担がかかることがあります。

 

意外と知られていませんが、

上下の歯が接触する時間は、

食事や会話を含めても1日に20分以内で、

それ以外の時間は、2~3mmほど離れているのが

正常な状態です。

 

これとは反対に、

何もしていないときでも

無意識に歯が触れ続けてしまう状態を、

「TCH(歯列接触癖)」

といいます。

 

 

 

 

「ちょっと触れているだけ」

のつもりでも、

その状態が長く続くと

歯やあごの関節が十分に休まらず、

ダメージが蓄積していきます。

 

その結果、かみ合わせの違和感や顎関節症、

歯の破折(割れ・欠け)、知覚過敏、

歯周病の悪化といった

お口トラブルの原因になってしまうのです。

 

 

 

 

◆スマホ使用時は要注意!

 意識的に「歯を離す」習慣を

 

TCHは仕事や趣味に集中しているときや、

下を向いた姿勢のときに起こりやすくなります。

 

パソコンやスマートフォンを

長時間使う機会の多い現代では、

誰にでも起こり得るクセといえるでしょう。

 

 

 

 

さらに、過度にストレスが溜まっているときにも、

無意識に歯を噛みしめる時間が

増えるといわれています。

 

もし、心当たりがある場合は、

気づいたタイミングで意識的に

歯を離す習慣づけを行うことが大切です。

 

よく目にする場所に

「歯を離す」と書いたメモを貼っておくと、

クセに気づきやすくなります。

 

さらに、

「深呼吸して肩の力を抜く」

「座る姿勢を整える」

など日常生活でできる工夫も効果的です。

 

 

 

 

 

◆簡単チェックで早めの対策!

 気になる症状は相談を

 

TCHは無意識に起こるクセの一種なので、

まずは自分にそのクセがあるかどうかを

知ることが改善の第一歩です。

 

以下のセルフチェックを試してみましょう。

 

STEP1.姿勢を正して正面を向く

STEP2.唇を軽く閉じる(力は入れない)

STEP3.その状態で上下の歯を軽く離してみる

 

この時、

「口元に違和感がある」

もしくは

「5分以上維持するのがつらい・できそうにない」

と感じたら、TCHの疑いがあります。

 

なかなかクセが直らない、

あるいはすでに歯やあごに何らかの症状や

違和感がある場合は、早めに歯科医院で相談しましょう。

 

 

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カテゴリー: 院長から一言

原因はそこじゃない?「歯の痛み」の意外な落とし穴

2026年1月7日 (水)

 

 

あけましておめでとうございます。院長の飛田です。

1月から、本格的な受験シーズンが始まりますね。

 

試験に臨む際は、焦らずにまず落ち着いて

問題を読み解くことが大切です。

 

これは歯科でも同じで、

痛い歯をやみくもに治療するのではなく、

まずは慌てずに原因を突き止めることが

重要です。

 

 

 

 

◆「この歯が痛い!」だけでは

 治療できない?

 

歯医者に行ったとき、

「痛いのはこの歯だ、と伝えたのに

すぐに治療に入らず検査が続いた」

という経験はないでしょうか。

 

一刻も早く痛みから解放されたいのに、

レントゲンを撮られたり、

別の歯をチェックされたりすると、

もどかしさを感じてしまうかもしれません。

 

 

 

しかし、歯科医がすぐに治療に入らないのには、

明確な理由があります。

 

歯科診療の中で、

患者さんが「痛い」と感じる場所と、

実際にトラブルのある場所が一致しないのは

決して珍しいことではないからです。

 

特に、神経に達した深いむし歯で痛みが激しい場合は、

その発信源を特定するのが非常に難しくなります。

 

歯は一度削ってしまうと元には戻せないため、

このようなケースではより慎重な判断が必要となるのです。

 

 

 

 

◆上下でズレることも?

 痛みの場所が食い違う理由

 

こうした感覚のズレは、

前歯よりも奥歯に行くほど

起こりやすいことがわかっています。

 

歯を刺激してどの歯に触れたか当てる実験では、

奥に行くほどその正解率は下がり、

前後3~5本の範囲で間違えてしまう人が

多くいました。

 

中でも第二大臼歯(前から7番目)では、

ひとつ手前の第一大臼歯と勘違いする人のほうが、

正解者よりも多いという結果がでています。

 

さらに、痛みが激しくなると

上下で痛みの場所を間違えることもあります。

 

これは上あごの神経と下あごの神経が

脳に向かう途中で合流するためで、

強い痛みの信号が送られると情報が混ざり合い、

正確な場所が判別できなくなってしまいます。

 

 

 

その結果、原因は下の歯なのに、

「上の歯がズキズキ痛む」

と感じてしまうことも少なくありません。

 

 

 

 

◆自己判断に頼らず、まずは詳しい検査から

 

痛みの原因が不明確なままの治療だと、

健康な歯を無駄に削ってしまうことにも

なりかねません。

 

そのため、歯科医師はすぐに治療に入らず、

まずは「痛みの発信源」を

突き止めることに全力を注ぎます。

 

 

 

 

「早く治してほしいのに…」

ともどかしく感じるかもしれませんが、

一連の検査は大切な歯を守るために

必要なプロセスです。

 

また、

「どこが痛いかうまく説明できない」

という場合でも、

原因の場所を一緒に探していきますので、

安心してご来院ください。

 

 

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保険でできる白いつめもの「CR(コンポジットレジン)」とは?

2025年12月2日 (火)

 

 

こんにちは。院長の飛田です。

12月は古くから「師走」と呼ばれますが、

これはお坊さんが走り回るほど忙しくなることが

由来のひとつとされています。

 

年末に向けて公私の予定も重なり、

私たちも何かと慌ただしく感じる季節です。

 

忙しい合間を縫って、

「今年のうちにむし歯を治しておきたい」

と考えている方も多いのではないでしょうか。

 

実は、むし歯治療において

見た目を損なわず、

歯の負担も小さく済む方法があります。

 

 

 

 

◆白くて自然!

 CR(コンポジットレジン)とは

 

むし歯は治したいけれど、

「治療のあとが目立ってしまうのはちょっと…」

と気にされる方は少なくありません。

 

このようなお悩みに応えるのが、

自然な見た目に仕上がる

「CR(コンポジットレジン)」

というつめものです。

 

CRは歯科治療用の白いプラスチック素材で、

保険診療でも広く用いられています。

 

最初はやわらかいペースト状ですが、

むし歯を削った部分につめて

特殊な光を当てると固まり、

歯にぴったりとなじんでいきます。

 

 

 

主に小さなむし歯

前歯のむし歯の治療に使用され、

治療のあとがほとんど目立たないのが特徴です。

 

 

 

 

◆見た目だけじゃない!

 歯の健康を守るCRの魅力

 

CRは「白くて自然な色合い」という点が

注目されがちですが、

実はそれ以上に大きなメリットがあります。

 

それは

「健康な歯をできるだけ削らずに残せる」

という点です。

 

例えば、金属のつめものの場合は、

外れないようにするために健康な部分も

ある程度削る必要があります。

 

一方で、CRは歯に直接接着するため、

むし歯の部分だけを削って

つめることが可能です。

 

 

 

一度削った歯は元には戻らないため、

削る量を抑えることで歯の強度を保ち、

寿命を延ばすことにもつながります。

 

そのほかに、歯の型取りが不要で

その日のうちに治療が完了できる手軽さも、

CRの嬉しいメリットです。

 

 

 

 

◆知っておきたいCRの注意点

 

短時間で治せて見た目もきれいなCRですが、

いくつか注意したい点もあります。

 

まず、金属やセラミックに比べると

強度が劣るため、大きなむし歯の治療や

強い力がかかる部位にはあまり適していません。

 

また、水分を吸収する性質があるため、

長く使っているうちに少しずつ変色や

段差が生じることがあります。

 

こうした特性と個々の歯の状態や

かみ合わせなどをもとに、

CRが適しているかを判断していきます。

 

 

 

 

◆最適な治療法をご案内します

 

CRは多くのメリットを持つ治療法ですが、

むし歯の大きさや部位によっては、

より強度のあるつめもの(金属・セラミック)が

適している場合もあります。

 

 

 

 

当院では、それぞれのつめものの

利点と欠点を丁寧にご説明し、

患者さんのご希望も伺いながら、

最適な治療法を一緒に考えていきます。

 

つめものについて気になることがあれば、

どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

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その1本が歯の寿命を縮める!?喫煙と歯周病の関係

2025年11月5日 (水)

 

こんにちは。院長の飛田です。

11月17日は肺がんへの理解と

予防意識を高めるために定められた

「肺がん撲滅デー」です。

 

肺がんの主な原因とされるタバコは、

全身のさまざまな病気のリスクを高めることが

知られています。

 

その影響は、お口の中の病気も

例外ではありません。

 

 

 

 

◆ヤニ汚れより怖い!

 タバコが奪う” 歯の寿命”

 

タバコによるお口トラブルといえば、

「ヤニ汚れ」「口臭」

イメージされる方も多いでしょう。

 

しかし、タバコの害で本当に怖いのは、

歯の寿命そのものを縮めてしまうことです。

 

ある調査では、70代の喫煙者は

非喫煙者よりも平均で約8.5本

歯が少ないという結果が報告されています。

 

 

 

その背景にあるのが、

歯を失う原因で最も多くの割合を占める

「歯周病」の存在です。

 

喫煙はこの歯周病の進行を早めるだけでなく、

歯周病治療の効果まで下げてしまいます。

 

この二重の悪影響によって、

タバコを吸う人ほど

歯を失うリスクが高まってしまうのです。

 

 

 

 

◆知らないうちに進む喫煙の”二重ダメージ”

 

タバコが歯周病の進行を早める主な原因は、

煙に含まれる3 つの有害物質

(ニコチン・一酸化炭素・タール)です。

 

・ニコチン:血流を悪化させ、歯ぐきを栄養不足にする

・一酸化炭素:体を酸素不足にして、歯ぐきの抵抗力を奪う

・タール(ヤニ):歯の表面にこびりつき、

歯周病菌がつきやすい環境をつくる

 

 

 

こうした影響が重なることで、

歯ぐきが本来持つ「細菌と戦う力」

「傷を治す力」が徐々に奪われていきます。

 

その結果、タバコを吸う人は

吸わない人に比べて

歯周病のリスクが約5.4 倍に上昇するほか、

治療の効果も半分程度まで

落ちることがわかっています。

 

さらに問題なのは、血流の悪化によって

歯ぐきの腫れや出血といった

歯周病特有のサインが出にくくなる点です。

 

そのため、喫煙者は自覚がないまま

歯周病が重症化してしまい、

やがて歯がぐらついたり、

抜けてしまったりするおそれがあります。

 

 

 

 

◆”禁煙”が無理でも諦めない!

 今からはじめる歯周病ケア

 

歯周病だけでなく、全身の健康のためにも

「禁煙」がベストの選択です。

 

とはいえ、

「わかっているけど、今すぐの禁煙は難しい」

という方も多いでしょう。

 

大切なのは、すぐに禁煙ができなくとも、

タバコのリスクを理解したうえで

今できる歯周病ケアを欠かさないことです。

 

 

 

 

ご家庭での丁寧なセルフケアと、

歯科医院での定期的なケアを継続しながら、

タバコの影響を少しずつ減らしていきましょう。

 

 

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