とびた歯科ブログ

歯と歯ぐきの「みぞ」にご用心!

2022年4月6日 (水)

 

こんにちは。院長の飛田です。

4月18日は『よい歯の日』、

日本歯科医師会が

「いつまでも食事を楽しんでもらいたい」

という願いを込めて制定した記念日です。

 

『よい歯』を守るためには

毎日の歯みがきが不可欠ですが、

どんなに歯をみがいても

汚れの落ちにくい場所があります。

 

それが、「歯」と「歯ぐき」の間にある、

『歯周ポケット』と呼ばれる「みぞ」です。

 

 

「歯周ポケットという名前は聞いたことがある」

という方も多いと思いますが、

実は、歯周ポケットの存在は

「歯を失ってしまう前兆」でもあるのです。

 

 

 

 

◆『歯周ポケット』って一体なに?

 

歯と歯ぐきの間は、一見すると隙間なく

ピッタリくっついているように見えます。

 

ところが、この境目には隙間があり

この「溝(みぞ)」を

『歯肉溝(しにくこう)』といいます。

 

 

通常、溝の深さは1mm程度しかありませんが、

ここにプラーク(歯垢)が溜まると、

歯周病菌が歯ぐきに炎症を引き起こし、

溝が深くなります。

 

 

この「深くなった溝」こそが

『歯周ポケット』の正体です。

 

 

 

 

そしてなんと、『歯周病』が悪化すると

ポケットの深さは1cmを超えることも。

ちょっと想像しただけでも怖いですね。

 

 

 

◆ポケットが深くなるだけじゃない!

 

歯周病菌は

ただ歯周ポケットを深くするだけ

ではありません。

 

同時に『歯石』を作りだし、

そこを隠れ家にしてどんどん繁殖していきます。

 

歯の表面はもちろん、

歯周ポケットの中にも「歯石」を作りだすのです。

 

その奥には歯ブラシも届かないため、

「細菌のすみか」となり、

恐ろしい数の細菌が繁殖します。

 

 

 

 

そしてなんと、

歯周病菌が出す毒素により

歯を支える骨が溶けはじめ、

やがて歯が抜けてしまうのです。

 

 

 

 

 

◆歯周ポケットを深くしないために

 

歯周ポケットが深くなるほど、

歯周病菌によって

歯を支える骨が溶かされるリスクが高くなります。

 

しかし、

歯ぐきの中に生息している歯周病菌は

普通に歯みがきをしても

なかなか取り除くことができません。

 

 

そこで必要になるのが、

歯科医院でのチェック歯周病治療です。

 

歯科治療では歯の表面だけではなく、

専用の器具を使用して

ポケットが深い部分の歯石まで

しっかり取り除きます。

 

 

 

 

 

◆気づかないうちに「悪化」する…

 

実は、歯周病で最も恐ろしいのは、

目立った自覚症状がないまま

歯周ポケットがどんどん深くなることです。

 

 

気づいたときには

ポケットの深さが1cm以上!

ということも珍しくありません。

 

 

そこまで深くなる頃には、

すでに歯を支える骨も溶け始めています。

 

「歯ぐきが腫れてるかな?」

「ちょっと出血してるな…」

 

そんなときは、まず一度、

歯周病検査を受けてください。

 

ポケットが深くなる前にしっかり治療をして、

1本でも多くの歯を守りましょう。

 

 

 

とびた歯科・口腔外科クリニック
〒253-0101 神奈川県高座郡寒川町倉見2878番1
TEL:0467-72-1155
UEL:https://www.tobita-dos.com/
Googleマップ:https://g.page/tobitashika?gm


カテゴリー: 院長から一言

カレンダー

2022年4月
« 3月   5月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

診療科目

採用情報

facebook

採用情報

当院ではインプラント治療、矯正治療などの保険外治療費をWebからのお申込手続きだけでご利用いただけます。
下記の番号とコードを入力してください。

  • クリニック番号:1538-6741
    お申込みコード:001
  • 申請する

WEB予約

Copyright © TOBITA DENTAL CLINIC,All Rights Reserved.|プライバシーポリシー