自己紹介ーその②
2014年9月6日 (土)
長崎大学歯学部の当時の特徴として、5年生から「当院」という制度がありまして、実際に患者さんと接する事で、歯科医師としての人格・技量を養う教育制度でした。
旅立つ前の若かりし時期
何とか無事に卒業したのが1997年。いわゆる人生の岐路で、「勤務」医になるか、「研究者」として働くかの選択が迫った時期でした。
もともと生物学が好きだったのですが、歯科とは生物(医学)と無生物(材料学-金属学・有機化学です)の両方を学ぶ学問だったことから、生物系の領域を勉強したかったのが、その当時の考えでした。ただ、やっぱり「患者さんを見たい」という気持ちが強かったので、臨床系領域を考えました。当時は歯周病学が最先端。でも「医者崩れ」という気持ちもあり、外科学も興味がありました。
で結局選んだのは外科学ー口腔外科を選びました。今の私が出来た時期でした。
最初は半年間臨床をみっちり研修。その後実験三昧の生活を送りました。
担当した患者さんと
研究領域は、いわゆる傷跡を如何に目立たなくするかでした。この時期に「理論だって考える」事を学んだ気がします。無事に4年間で卒業し、歯学博士の免状をもらえました。
歯学博士号をもらった後で、記念写真
卒後は何とか就職でき、やっと臨床家としての第一歩をあゆみ始めました。
ただし、当時は卒後3年程度で開業する同級生がたくさんいたので、正直焦る気持ちが大いにあった記憶があります。その事もあり、がむしゃらに仕事をした記憶があります。
ですが、ここでまた私の人生を左右する出来事が生じました
つづく
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